23.11.08

約束の雪景色

 楽しみにしていたベルギーの雪景色を、こんなに早く見る事ができるなんて、思いもしなかったが、11月に見られたのは、ベルギーにとっても記録的な事であるらしい。

 「夏は太陽を呼ぶ男、冬はyuki男」なんて呼ばれそうだ。

 きのう書いた通り、今日は朝から0度から2度くらいで、昼過ぎから雪が降り始めた。最初は、はしゃいでテラスに出ては、写真を撮っていたが、今日は「WEEK VAN DE SMAAK」(味の週間)というイベントが、リール市(Stad Lier)の中心付近であり、世界各地の味が屋台で楽しめるというので、Katoとおやつを食べに行くつもりで出かけた。

 雪はずっと降り続き、中心広場の大型吊り下げテントの中で、しばらく休み、無料配布されていた、リール市の名物タルト菓子、リールス・ブラーイク (Lierse vlaaikes)食べていたが、Katoが「このテント大丈夫かな、だいぶ雪が溜っているようだけど・・・」というので、ほかの場所の屋台を回って、トルコあたりの巻きピザを食べたり、温かいニンニクスープを飲みながら、雪の中を歩いていた。

 あまりの雪に、ベルギー人たちも「この時期に、こんな雪は初めてだ」と口々に言っていたようだ。ザックザックと雪を踏みながら歩き、そろそろ帰ろうかと、中心広場を通りかかると、人混みもなくなっていたので、どうしたのかとよく見たら、テントが破れて落下していた。
 幸い、救急車や、パトカーなどなく、パニック状態でもなかったので、大した事故にはならなかったようだが、Katoの心配が的中した形になっていた。
 大型クレーンでの吊り下げ式だったので、上部に鉄骨などの重量物がなく、パラシュート状の軽い布と、雪だけが落ちてきたので、惨事には至らなかったようだ。
 しかし、中にいた人たちは突然、屋根から大量の雪がドサッと落ちてきて、ビックリしただろうねえ。

 雪景色を、しっかり写真に収めてきたから、楽しんでくれ。webアルバムに多く納めてあるよ。

 12月のクリスマスの頃に、これくらい降ってくれれば、みんなに喜ばれることだろうが、違う場所では、ベルギーは大混乱していたようだ。
 高速道路の大渋滞のニュースがあった。殆どの人はまだ、冬支度をしていなかったようだね。それくらいベルギーでは記録的、早い時期のまとまった雪だった。
 夕方の気温、マイナス1℃だった。

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