21.6.09

自転車最強ツール入手!

20.06.2009

自転車最強のツールとは? 何の事はない・・・・自転車マップなのである。

「Fiets knooppuntennetwrk」(自転車道路網のポイント)


アントワープ州観光協会が出しているようであるが、前からこれが欲しかったのだ!

僕は自転車マップなしで、googleマップをプリントしてサイクリングしていたが、他の皆さんは一様に自転車マップを手にして、「今はこう来て、ここにいるから、次はこれだな」なんて、楽しんでいるようなのであった。

「ムム、あの地図が欲しい!何処で売っているんだ!」と、思っていたが、先週の日曜日ブリュッセルから遊びに来た女性を案内して、市の観光案内所まで連れて行ったら、そこで売っていたのでKatrienにおねだりして買ってもらった(€5)

このマップは非常によく出来ている。

ポイントからポイントまでの距離、自転車専用か、未舗装道路か、駐車場があるか、自転車置き場のあるカフェがあるか、目印になる教会があるかなど、一目で分かるようになっている。

よって、自分の持ち時間を考慮して、どのルートを走るか事前に計画出来る。

僕も計画を立てて、出かける事にした。

89-87-86-85-64-77-79-01-84-83-82-61-63-11-89

このルートだ!総延長距離34.4kmの計算になる。
この番号を、小さい紙にメモして、時々確認すればいいのだ。素晴らしい!

出発前からワクワクするぞ!

長文になります。心して掛かられよ・・・

リュックにカメラと水と、マップ、チョコレートを入れて11:45出発。

スタートの89番は今まで何度も通っているので、パスして、直接87番へ向かおうとするが、この時点ですでに道を間違えている。(左は車道、右が自転車専用道路)

道を間違えている事にうすうす気づいているが、引き返すことなく、何気なくその道の方へ近づこうとする。

ほとんど、こんな田園風景が続く、トウモロコシ畑と農家の家。


果樹園(洋なし畑)
幹は太いんだが、立って手で収穫できるくらいに剪定されているようだ。それにしても、たくさんの実が着く事。

時々立ち止まって、道端の写真を撮る。ベルギーでは道端の雑草の花がきれいと思う(寒い地域だから高山植物っぽいのかな?)


小麦畑、たわわに実が着き豊作の様です。


小麦と言えば、小麦粉としてパンやパスタ、うどん、ケーキやお菓子作りに欠かせません。

世界三大穀物(コメ、トウモロコシ、小麦)とも言われる。

おお、やっと正規の自転車マップに載ったポイントが見えた「やっぱり道を間違えていたか、ウンウン」と、納得(ひと安心)。

ジャガイモ畑

果樹園と言うか、農家の庭にあるチェリーの大木

黄色と赤のきれいなチェリー、もうちょっと黒ずむと食べられる。

農家の屋敷の入り口には「新鮮なチェリー1€から売ります」との看板あり、買ってもいいと思ったが、人影がなかったのであきらめる。

集落内を通る自転車ルート、平穏であります。

やっと、計画したルートに着いた。
この標識の意味は「ここは85番のポイントです。右は86番、左は64番のポイントへ行きます」と言う意味に読み取れるので、事前に計画している人はそこへ向かえばいいわけです。(わかりやすい、僕は64番へ行く)このマップが良く出来ているのは、この標識あってこそです。

僕はこの道から来るべきだった!ちゃんと「Lier↑」とある。


間違えたおかげで、小麦畑、トウモロコシ畑、洋なし園、チェリーが見られたからいいか、という楽天的考えはプラスでアリマス。

お、今度は何だ!大麦畑だ。

実は小麦に似ているが、長い毛が付いている特徴がある。
大麦と言えはビールの原材料ですよ!その他、ウイスキー、麦焼酎などのアルコール飲料、それから味噌、醤油などの発酵食品の原料となり、人間の食生活に欠かせない穀物です。

ベルギーは豊作のようで良かった。

今年もおいしいビールが出来ますように・・・・、てか。
次はリンゴ園、これも、たわわですな。

森林コースに入り、セルフ撮影。

暑くなり、ウインドブレーカーを脱ぐ。

ポイント01番、Wommelgemの町役場、手前の塔は(昔の)ポンプの様である。

自転車道だけを通ると、こういう街中へは入らないが、ちょうど中間地点で、お腹もすいたし、ノドも乾いたので、市街地へ入る。小さい街でも教会、役場がある所にスーパーや銀行がある。
Sint-Petrus en Paulus kerk
役場と、教会の間に広場がある。

スーパーで、缶ビールとお菓子を買い、腹ごしらえする。
ケツも痛いので、自転車から降りてベンチで休む。
次なる小さな町の教会(Millegem kerk)

牛、馬のいない牧場だが、なんとなくきれい?


自転車ルートの中にあった小道

これまた小さい町(Vremde)の教会

教会も町によって、形も大きさも違うので楽しみのひとつである。

一面白い花畑(ポツンと紅一点はケシの花)

マーガレットの花だった
野菊にも似るが、葉が細かく、マーガレットのようだ
(後日、「カモミール」と言う事が判明した)

道路わきの花壇に、きれいなアジサイの一角を発見

Lier市に近づくが、近郊でもこんな小麦畑があるんだ。
道路を隔てた反対側には、大麦畑があった。

今回、第2の自転車ツールはサドルカバー(本当は雨濡れ防止用だが)カバーの下にタオルを入れて、クッション代わりに・・・少々の効果あり。

Katrienが駅の駐輪場に、自転車を置いておくと時々、広告チラシが張り付けられるが、ある時、サドルカバーがされていたらしい(バーガー屋さんの広告付き)。

16:15、やっとLier市内にたどり着いた。
市内遊歩道、プラタナス並木。
5時間半、34.4kmの自転車の旅、いかがでしたか?
ベルギーで自転車は、最高の遊び道具だと思う。

良く、自家用車の後ろに、自転車を2-3台積んで、走っているのを見るが、このマップで計画を立てて、自動車駐車場のある所まで行って、そこを起点にサイクリングをするのだろう。

マップの最初の写真のように、身軽にサイクリングをして、途中、カフェでコーヒーやビールを飲み、おしゃべりして、軽食をつまんで、またサイクリングをする・・・こういったパターンがベルギー人は好きなようだ。

節約したいなら、僕のようにリュックを背負って、サンドイッチと飲み物を、最初から持っておくか、スーパーへ買いに行く。
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