14.9.09

祝!ベルギーテニス

USオープンテニス2009

女子シングルス、ベスト4が決まって、盛り上がって来た所で、雨で順延になり、やきもきしていたが、ついにベルギーのキム・クライシュテルスの復活優勝で幕を閉じた。(男子はきょう決勝)

ベスト4にベルギー人が2人(キムとヤニナ)残ったので、ベルギーの新聞紙上でも盛り上がった。

キムは以前から好きな選手の一人だし、新人(19歳)のヤニナ・ウィックマイヤーは、何と、僕らの住むリール市の出身だ。(そりゃー、応援せずにはいられない!)

日本の13分の1しか人口のないベルギーから、グランドスラム大会で、ベスト4に2人が残るのだから(以前はキムとエナンで3回、決勝対決をしている)ベルギーのテニス熱もわかるでしょう。

ジュニアからの育成プログラムが、しっかりしているんですね。

ベルギーでは学校での部活動がない分、子供たちは小さい時から、好きな種目で、一般のクラブに入り、コーチから指導を受けている。

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優勝したキム・クライシュテルスと、準優勝のキャロライン・ウォズニアッキ。

キムは引退して2年間の間に、結婚、出産を経験して、復帰3大会目でのグランドスラム優勝。

母親としてのグランドスラム優勝は、1980年のE・グラーゴン=コーリー以来だそうだ。

一方、準決勝で敗れたヤニナ・ウィックマイヤーも、ツアーで1勝していたものの、USオープン・セミファイナル進出で、一気に人気がブレークしたようだ。(今後の活躍を期待したいが、もう一皮むける必要がある)

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そして、今大会の「汚点」(写真はEuroSportより)

今年の全豪と全英で優勝して、ランキング1位でない事を聞かれて「ランキングには興味がない、グランドスラム大会で優勝する事の方が大切だ」と、発言していたS・ウィリアムズが、とんだ茶番を演じて、白熱していた試合をふいにしてしまった。

第1セットを取られた瞬間、ラケットをコートにたたきつけて、フレームをひん曲げて、壊してしまうし(警告)

緊張の高まって来た終盤に、フットフォールトを犯して、マッチポイントをとられ、その時、それをジャッジしたラインジャッジに向かって、ラケットを振りかざし「殺してやりたい!」みたいな、脅迫的暴言を吐いて、2度目の警告を受け、相手に1ポイントが与えられて、これでキムの勝利が確定した。

ま、今後、多方面でバッシングされるであろうから、ここでは止そう。

今日の楽しみは男子、ナダルが負けてしまったが、勢いのデル=ポトロと王者フェデラーの対決。何か波乱が起きそうな予感がして楽しみだ。

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