ベルギー帰国後で久しぶりの 「アントワープ街歩き～ぶらり」 実はビール祭りがあって出かけたのだが、方向は違うが 「アントワープで一番古いカフェ」 のマダムにもご挨拶をしておかねばと、ちょっと早めに家を出たのだった。
アントワープの目抜き通りを歩き、ヨーロッパで一番古い高層ビル（KBCビル）が見えたら、そのビルに突き当たるひとつ手前の交差点を右に曲がる。
300ｍほど歩くと左手に大きな教会「Carolus Borromeuskerk」（の後方）がある、その角を左に曲がり、教会の前方へと進む。
フランダース独特のレンガの家で、屋根がギザギザの階段状になった建物がある。
教会の前の広場に出ると、古いベンツにハートマークが付けられ、ドアノブなどにはレースのリボンが結ばれている ・・・ これはやはり、結婚式でしょう。
ほらね、教会の出入口前には祝福に来た人たちで溢れている。
しかも、その場で小宴会「アペリティフ」が行われているのである ・・・ 屋台のようなワゴンが横付けされて、ワインやシャンペン、小さなおつまみが振舞われている！
1人くらい外部から混ざっても分からないよなぁ～・・・、と思いつつやめておいた。
教会を過ぎて、小道に入り、右に曲がります。
すると、こんな店構えのカフェが現れて、ここが有名な「アントワープで一番古いカフェ」と言われる「Quinten Matsijs クイントン・マセイス」 なんであります。
冒頭からここまで道案内をしてしまったが ・・・ まぁ、中央駅からここへ来るときは、そんな道を歩いているのだ。
いつものようにアントワープの地ビール、ボルケ（De Koninck）を飲みながら、マダムQさんと久しぶりのおしゃべりをして ・・・ 沖縄の話やら ・・・
Qさん「ところでYukiさん、ベルギーでイチョウの木があるところを知りませんか？」 と聞かれ 「Lierにあるよ、去年はたくさん実が落ちていたよ」
Q「あら、そう、わたし銀杏（ぎんなん）大好きなんですぅ・・・今度持ってきて頂けませんか？」
僕「ぎんなんて、イチョウの実だよね、果肉を食べるの？ それとも種の部分？」
Q「え？ 銀杏はピスタチオみたいなものだから果肉なんてないわよ ・・・ こういう形の実なんだから」 なんて、イラストまで書いてくれた ・・・ まさにピスタチオだ！
僕「僕は去年、木になっているのを見たけど、ぶどうのような丸い実で、やわらかい果肉があるんだよ、その果肉を取り除けば、多分その絵のような種が出てくると思うのだけど ・・・ 僕は食べたことがないからわからない」
Q「実は私、木に付いている実を見たことがないんです。食べるのは大好きなんですけど・・・」
あちゃー
てな会話がおもろかった「かふぇ・クイントンマセイス」
おしゃべりしすぎて、時間を食ってしまい、ビール祭りの待ち合わせ時間に遅れそうだったので、Qさんにトラムの乗り方を教えてもらった。
「ヒルトンホテルの地下にある、カルフールのサービスカウンターで、トラムカードという回数券を買って、フルン広場の乗り場から・・・番のトラムに乗って行けばいいわ・・・1回券を運転手から買うと2EUR、回数券だと10回で10EURだからお得ですよ」
ナイス・アドバイス ・・・ 実は僕、ベルギー在住5年にして、1度だけ団体でトラムに乗ったくらいで、乗り方を知らないし、チケットの買い方も知らないのだった。
回数券を買って、フルン広場のトラム乗り場で、どれに乗ろうかと迷ったが、思い出せず、Qさんに電話で問い合せた ・・・ なんと15番トラムは地下で乗るという事になっているではないか！
そういえば、去年も同じビール祭りへ行くのに、みんなで地下鉄に乗った記憶が蘇った ・・・ 半分は地下を通って、途中から地上に出て普通のトラムになった！
アントワープの地ビール、ボルケ（De Koninck）を造っている、コーニンク醸造所 ・・・ 市街地の中に有り、ビール工場とは思えない洒落た外観だ。
すっかり前置きが長くなってしまった ・・・
「Modeste Bier Festival」会場は、醸造所となりの倉庫風な建物の中と路上！
この小さなグラスを3EURで購入すれば、それが入場料替わり ・・・ あとは飲みたいビールスタンドに行って、1杯注いでもらって、1EURをキャッシュで支払うシステム ・・・ シンプルでよろしい！
ビールは倉庫風な建物の中、食べ物を食べるのは外で ・・・ と、いうルールだった。
僕は黒っぽい色のビールを多く試した ・・・ 見たことのないラベルも多くてねぇー、全ては飲めなかった。
僕は、日本語話そう会のメンバー5名と輪を作り、それぞれ批評をしながら回し飲みしていたので、多分20種以上のビールを飲んだと思うが、結局、何がどんな味だったかの記憶はほとんど残らないという試飲会だった。
少し変わった味でも、美味しく楽しめるものと、「これはまずい！このラベルは次からは飲まない！」 と、はっきり言えるものまである。
羽根の生えたヤギのラベルが気になって飲んでみた ・・・ 味はどうだったか忘れちまったぁー ・・・ 不味くはなかったよ。
終盤は道路に座り込んで飲み始める姿も ・・・ 結局僕らも終了時間（19時）までいた。
道路を封鎖して行われているビール祭り会場にさようなら
西の空は暗くなりかけている ・・・ 一緒に飲んだスヴェンさんとBerchem駅まで歩く。
初めて購入したトラムチケット・・・実は「Lijnkaart」で、 Lijn という会社の運営するバスとトラムで利用できる ・・・ 10EURで10回乗れるお得なカード。
写真アルバム 「Antwerpen , 05 Okt 2013」
あ、今年過去3回のビール祭りは下記のとおり。
ルーベンスマルクト・アントワープ（8月15日）
Tongeren 蚤の市（8月4日）
Bier Festival ルーヴェン（4月27日）
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