1.8.14

Lier のカリヨンコンサート!

水曜日、リールのカリヨンコンサートへ行った。

その前に ・・・

スーパー・カルフールへ買い物に行ったら、ビールコーナーの黄色いシールに目が行き、確認してみると「早く売りたいから50%Off」らしい ・・・ 2012年のクリスマスビール。

 クリスマスビールを夏に買うのだから、確かに季節外れで、雰囲気もあったものではないが、賞味期限が2014年8月12日となっていて、あと2週間弱 ・・・

だからって、2週間以内に飲まなければいけない訳ではない ・・・ だって、ベルギービール、特に黒っぽいビールは造りたてより、数年寝かせてから飲んだ方が瓶内熟成されて美味しくなるというのだから、ワインのように寝かせてから飲む人もいるくらいなのだ。

2年間、貯蔵してくれてありがとう! カルフールさん、しかも半額で提供してくれて、ありがとう ・・・ 自分で保管しようとしたら、2年間も手を付けずにおいておくことは不可能。

リンブルグ州ペール市の義姉の家に滞在中に庭から収穫したヘーゼルナッツ ・・・ 紫色のものもあった。
後日、炒って食べてみたいと思います。

 わが家から駅に向かう途中に、自動車整備のガレージがあるが、そこの前にこんな車が ・・・ ボディーはボコボコになっているが、レース仕様車のようだ ・・・ 奥の方にももう1台あった。

さて、駅へ向かったのはアントワープから来てくれるKazuki君(ヴァイオリン修行中)を迎えるためだった ・・・ 「水曜日の夜はリールでカリヨンコンサートがあるから、いっしょにビールを飲みながら聴こうじゃないか」 と、誘っていたのである。

 19:25、時間通りに来てくれたKazuki君と歩き、フロートマルクトへ ・・・ ギルドハウスの建物の向こうに、カリヨンコンサートが行われる聖グマルス教会の塔が見える。
塔のてっぺんの小さい窓がある所がカリヨン演奏室だと知る人は少ないと思うが、僕は内部見学したことがあるので知っている。

 リールの市庁舎 ・・・ 僕も久しぶりに見る事になった。

リール市庁舎の鐘楼のてっぺんは「風見の流れ星」 ・・・ これは面白いよねぇ ・・・ 普通、「風見鶏」が一般的だが、ゲントの鐘楼は「風見のドラゴン」だし、他にも風見のドラゴンを見た事があるが忘れてしまった ・・・ こういう所で個性を主張しているのか?
流れ星というのは、キリスト降誕の時、大きな流れ星があったという伝説から来ていると思う ・・・ 12月のキリスト降誕小屋の屋根には、この印が付いている。

僕が好きな角度から ・・・

青空とジンメルの塔

天文時計です。

ネーテ川


川と橋のある風景っていいね。


さてさて、聖グマルス教会の麓まで来ました ・・・ 最初は「図書館のカフェの庭で聴くのが1番良く聴こえる」という事なので、そこへ行こうとしたら閉店しているではないか!

仕方がないので、鐘楼の目の前にある(近すぎる)カフェ「't+Kruisken」で、ボルケを飲みながら20時になるのを待つことにする ・・・
・・・ 20時の時報の鐘が鳴る 「さあ、いよいよ始まるぞ!」 と、期待したが時報の後、カリヨンコンサートらしい鐘の音は聞こえてこない ・・・ 「どうしたんだろ?演奏者が遅刻してるのかな?」

いつまでも鳴らない。

「ひょっとして、第5水曜日はやらないのかな?」
みたいな結論になり、カリヨンはあきらめた ・・・
「せっかくだから、音楽学校の新しいカフェへ行ってみようじゃないか」

古く、くたびれた建物である音楽アカデミーのとなりにモダンな建物が出来て、そこは大きなカフェになっている!
前に、ちら見はしていたが、入ってみるのは初めてだった。

あばら家のようなテントの舞台が設けられている。

天気がいいので、お客さんはほとんどが庭のテラス席に座っている ・・・ 僕らも外で ・・・ 二人ともウエストマルのブラウン。
いつもは泡の多いベルギービールだが、樽生のビール ・・・ 慣れない人が注ぐと泡が少ない事もある ・・・ ビールの量が多くなるので嬉しい気もするが。

21時まで、かすかな期待をしつつ待っていたが、ついにカリヨンは聴けず ・・・ ごめんよ、Kazukiくん。

あとで調べたら、カリヨンコンサートのプログラムには、この日もちゃんと演奏者名とプログラムが記されていたのだが ・・・ どういう事情だったかは分からない。

「Kazukiくん、ムール貝食べる? 家で準備してあるから」
Kazukiくん、ムール貝大好きだそうで、1日2食ムール貝を食べた事もるあらしい。

その様子の写真を撮り忘れたが、ふたりで2㎏平らげた!

ムール貝好きな Kazukiくんは、念のためネットで 「ムール貝 当たる 食中毒」 みたいなキーワードで検索したら、このブログの「ムール貝に当たった!」事件がヒットしたそうな ・・・

Kazukiくんは、リールの音楽アカデミーにもよく通っているので、その交通には慣れたもので、「電車の終電が過ぎても、バスなら大丈夫、途中でトラムに乗り換えて帰れますから」 と、バスに乗り込んだのは23:55だった。

と、いうことで「リールのカリヨンコンサート」は空振り!

「月曜日、アントワープ大聖堂のカリヨンを聴いてくれ」

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