20.1.15

在ベルギー大使館からの安全対策メルマガ

いつも楽しいベルギー生活を綴っている当ブログですが、今の現実は ・・・

相次ぐテロ関連ニュースがある中、「実際のところ街の中はどうなのよ?」 と、思う方も多いでしょう。

1月7日 フランス紙襲撃テロ事件
1月15日 ベルギーの武装集団一斉捜索で2名射殺事件
1月20日 シリアのイスラム国が日本人人質2名殺害予告事件

そんな中、在ベルギー日本大使館から(希望者に配信されている)「安全対策メルマガ」最新号が届いたので、ここに転載しておきたいと思います。
(以下の青文字)

テロの脅威に関する注意事項:領事・安全対策メルマガ第2号(2015年1月16日)
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○テロの脅威に関する注意事項
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○テロの脅威に関する注意事項
 1月15日の治安機関によるテロ準備摘発の家宅捜査に伴い,ベルギー国への渡航情報(スポット情報)が海外安全ホームページに掲載されましたのでお知らせ致します。
 なお,内容は以下の通りです。

1 1月15日夕刻(現地時間),ベルギー東部のベルビエ市(リエージュ市とドイツ国境の中間)で,武装集団がテロを計画したとして治安当局の捜索を受け,銃撃戦の結果,容疑者2名が射殺,1名が逮捕されました。

2 連邦検察の発表によると,同日,ベルギー警察はベルビエ及びブリュッセルを含む各地(Molenbeek,Anderlecht,Berchem-Sainte-Agathe等)で12件の捜索を実施し,武器のほか,警察の装備品等を発見しました。連邦検察は,警察に対する大規模なテロが計画されており,テロの実行が差し迫っていたと断定しています。

3 ベルギー政府は今回の事件をうけて,国内全土のテロ警戒レベルを,4段階中の3(上から2番目)に引き上げました。

4 また,ベルギーでは,昨年5月24日,ブリュッセル中心部にあるユダヤ博物館で,男が観光客らに発砲し,4人が死亡する事件が発生しています。その後実行犯は警察に逮捕されましたが,犯人はシリアへの渡航歴があり,犯行時には銃器をシリアとレバントのイスラム国(ISIL)と書かれた布に包んでいたと報じられています。

5 つきましては,ベルギーに渡航・滞在を予定する方は,以上の状況を考慮し,テロ事件や不測の事態に巻き込まれないよう,最新の関連情報の入手に努めてください。また,特に,軍・警察関係組織の所在する建物付近には不必要に近づかず,大勢の人が集まる場所においては周囲の状況に注意を払い,不審な状況を察知したら,速やかにその場を離れるなど安全確保に十分注意を払ってください。

6 海外への短期の旅行や出張などには「たびレジ」の登録をお勧めします。(詳細はhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/# 参照)
また,渡航前には万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3ヶ月以上滞在する方は,緊急事態に備え必ず在留届の提出をお願いいたします。(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/zairyu/index.html

7 なお,テロ・誘拐対策に関しては,以下も併せて御参照ください。
(1)パンフレット「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策Q&A」
(2)パンフレット「海外旅行のテロ・誘拐対策」
(パンフレットは,http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph.html に掲載。)

以上


中東の国々では相変わらず自爆テロ多発。物騒な世の中です。

ベルギーは確かに移民が多い・・・中東、アフリカ系の移民も多い。
イスラム教が悪いわけではない、そこから派生した過激派組織の存在が恐ろしいのである。
街で人に出会って、「この人はイスラム系だろうな」と予想する事は出来るが、過激派思想を持っているかどうかは外見ではわからないからね、困ったものである。

「街の中はどうなっているのよ?」
と聞かれても、僕はアントワープ郊外のリール(Lier)市に住んでいるので、今まで通りの平穏な生活ですが、僕が先日(13日)アントワープへ行った時は平日で雨が降っていた事もあり、観光客も買い物客も少ないのかな ・・・ と思った程度だったが、目に見えない所では軍隊が動いていて、新聞の見出しでも「軍隊は仕事をしている」となっていたくらいだ。
アントワープ在住の人によると、市内で軍人の姿をよく見るらしい。

ブリュッセルの最高裁判所の建物では、爆弾検知のアラームが作動する騒ぎがあったし、僕とKatrienが用事でよく行くメッヘレンの裁判所(観光名所でもあるマルガレータの宮殿)は、いつでもオープンだった正門が閉じられ、裏門から入らなければならくなった。
確かに警戒レベルは引き上げられている事を実感できる。

「守られているから大丈夫」じゃなくて「守られなくても大丈夫」な世の中になってほしいものだ。

「それで、安全なの?」 って聞かれても「保証は出来ません」としか答えようがないね。
ま、そんなもの普段から保証する必要もないけど。
不要な外出はしない方がいいだろうし、人が多く集まる場所にも近づかない方がいいだろう。

それでも普段の生活はしないといけないので、買い物や、お出かけはすると思うけど。

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アントワープ ホテル宿泊

2 件のコメント:

ウォーケン さんのコメント...

ありがとうございます!
4月中旬に行こうか迷っていたので、非常に参考になりました。

まさゆき さんのコメント...

ウォーケンさん、お役に立てて幸いです。
4月中旬とはいい季節ですね、ベルギー、オランダが花の季節を迎える頃です。
「不測の事態が起こる可能性が高まっている」という事ですが、戒厳令が出ている訳ではないので、市民は普通の生活をしています。
僕は、オランダへチューリップ畑ウォーキングに行くと思います。