1.1.16

大晦日の街歩き~ルーヴェン

「ベルギー移住生活」読者の皆様、新年あけましておめでとうございます。

「ベルギー移住生活」も8年目に突入しております ・・・ 投稿数が2300にも及ぶという、壮大なブログになってきています(笑)

まぁ、つまらない記事投稿が90%以上だと思いますが、僕にとってはベルギー生活の備忘録だからいいんだけど ・・・ 読んでくれる皆さんがいるという事はありがたい事です。

備忘録をどう活用するかと言うと、「ブルージュで一番古いカフェは何て名前だったかなぁ」と思ったら、ブログ左上の検索窓に「ブルージュで一番古いカフェ」と打ち込んで検索すれば、その時の記憶が蘇る ・・・ てな設定になっています。

街歩きもしかり、「アントワープ」「ブルージュ」「ゲント」などを検索するにも便利です。

では、以下は2016年の第1号という事でお読みください。


2015年大晦日、ひょんなことから用事が出来て、行ってきたのは「宗教と学生とビールの町」と言われるルーヴェン市(Leuven)。
前日にアールスコート(Aarschot)という町の近くに住む義姉の家で夕食に招かれ、そのままお泊りをして、早朝(と言っても8:30頃)に出発してルーヴェンへ向かった。
(朝8時頃でもまだ暗くて、月が輝いているんだから)

家族そろって出かけたので、車でKatrien、Momo太郎コンビも一緒 ・・・ 午前中に用事が終わり、天気が良かったので、みんなでルーヴェンの街歩き~ぶらり~

いつもは鉄道駅の方から中心部に入って来るが、今回は反対側に車を止めていたので、いつもと違う方角からのアプローチとなった ・・・ で、聖ペトロ教会のこの姿から始まる。

聖ペトロ教会の塔(左側の三角)は、設計では100mを超える高さになる予定だったが、地盤の弱さが発覚したので、途中で変更になり、こんな形になったそうだ ・・・ まぁ、隣にある市庁舎を引き立てるためにも、これで良かったんじゃないかと思うのだが。

聖ペテロ教会 (Sint-Pieterskerk)はブラバント式後期ゴシック建築で、内部にディルク・ボウツの絵画「最後の晩餐」が収蔵されている事で有名であるらしい。

カ~ン! と鐘の音がしたので、見上げてみると、この三角屋根の時計台の横に、鐘突き男が立っていて、そいつがハンマーで鐘を叩いたようだ ・・・ ひょっとして15分ごとに叩いているのか!

聖ペテロ教会と市庁舎の間にある広場には、クリスマス期間限定の庭園が出来ていた。

 その中には「キリスト降誕小屋」も設置されている。

細かな細工が施されている市庁舎のファサードには、236体の彫刻が飾られているという事である。

 市庁舎のアプローチを登ってみたクマ太郎であった。

木で出来た牡鹿。

 キリスト降誕小屋の内部 ・・・ きれいなフィギアたちだが ・・・ 生まれたはずのキリストがいないではないか!

なぜだろう? 数年前にはメッヘレンでキリストが盗まれたという事件も起こっていたが、まさかここでもそんな事が ・・・


後期ゴシック・フランボワイヤン様式の石造市庁舎は、「石のレース」とも言われる繊細な彫刻で飾られている。
ホントに、いつ見ても美しい!

 教会と市庁舎の間を通り抜けて、駅方面へ向かうと、フォンスケ君の後ろ姿を見ることが出来る。
いつもなら駅方面から来るので、フォンスケ君に迎えられるという形なのだけど。

噴水になっていて「知恵の泉」愛称はフォンスケ ・・・ 1975年、ルーヴェン大学が550周年を記念して市へ寄贈したという。

大学都市ルーヴェンだから、学生が本を読みながら知恵の水を頭に流し込んでいる形のようだが、そこはビールの町でもあるから、手に持っているのはビールのグラスではないかという事だ。

で、その隣にあるカフェに入り、地ビールであるステラ・アルトワを注文してみたら、「う~ん、フォンスケ君が手にしているのは確かにこのグラスだわ!」と納得するのである。

それを検証するために、ビールを注文した訳ではない、もちろん。
ルーヴェンの学生たちはビールをよく飲むというのは通説である。

 さて、教会と市庁舎の間をもう一回通り抜けて、次の広場へと向かう。

ルーヴェンで一番賑やかな場所、オウデマルクト(Oude Markt)・・・ 大学ホールの真ん前でありながら、この広場の周りはビアカフェとレストランが、ずら~っと並び、夏にはテラス席が広場の半分まで占めて、学生たちが陽気にビールを飲んでいる。

さすが、宗教と学生とビールの町だ。

宗教は?

この町のルーヴェン・カトリック大学は、1425年、法王マルティウス5世によって創設された世界最古の歴史あるカトリック大学なのだ。

学生の町には下宿屋がたくさん必要だったであろう ・・・、オウデマルクトの広場に1985年から設置されているという「コトマダム(下宿屋の女将) Kotmadam」の像はベンチと一体になっている。

下宿屋の女将と言うには、彼女は若くて線が細くて、悩ましい姿だと思わないかい?

広場から1本、道を下ると ・・・

そこにも飲食店が並んでいる ・・・ この辺はパン屋、ケーキ屋など、テイクアウトできる店が多いようだ。

さて、帰ろうか!
市内を縦断するように流れるダイレ川(Dijle)


古い建物が多く残っているルーヴェンです。

リールへ帰る道、リールの隣町と言うか、リール市区域だが、ちょっと離れた町、コーニングス・ホーイクト ・・・ 市街地を走行していると、子供たちが数名ずつに分かれて、あちこちで歩いている。

なんなのかとKatrienに聞いてみたら、大晦日に行われる子供のイベントで、子供たちは2-3人ひとグループで、ひとりの保護者が伴って近所の家を回り、玄関先で歌を歌うのだそうだ ・・・ 家の住人はその歌を聞いた後、ご褒美に子供たちにお菓子を与える。

子供たちは肩から掛けるバッグか、押し車を持っている ・・・ たくさんお菓子をもらえるつもりで ・・・ なかなか微笑ましい光景だった。

 リールに帰って来たぞ~、リールも外から来るといい町だ!

このあと、僕はドリンク専門店へビールの買い出しに行ったが、その店にも子供たち(小学低学年)5人が、中学生くらいの若者に伴われて、レジの前で歌を歌い始めた。

レジをしていた店の青年もニコニコしながら歌を聞いた後、拍手をして「こっちへ来て!」と手招きをして、全員にポテトチップス1袋づつを手渡した。

はぁ~、この青年も子供時代に、そういう経験があったのかもしれないな。

家に帰ってしばらくすると、ピンポ~ンとチャイムが鳴り、インターホン越しに「小包を持ってきましたよ」 と、ポストマン 「はい、今いきま~す」

大阪の妹から差し入れ!

すごい! 小さな箱だったのに、乾きモノがびっしり詰め込まれていて、広げて見ると大変な量になっていたぁ~ ・・・ ウレシ~!

妹はベルギーに2回来ているし、娘は3回息子も2回来ているから、僕らがベルギーで何を欲しているのかよくわかっている ・・・ ハズレなしの欲しいものばかりだった。

感謝!

では、皆さん、本年もよろしくお願いいたします。


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2 件のコメント:

ウォーケン さんのコメント...

明けましておめでとうございます!
いつも美しいベルギーの建物や街並み、可愛らしいMOMOちゃん&タローくん、お料理など見せてくださりありがとうございます。
今年も楽しみにしています!!

まさゆき さんのコメント...

ウォーケンさん、いつもコメありがとうございます。
楽しんでいただければ幸いです。
2016年がウォーケンさんにとって良い年でありますように!