16.9.16

野生キツネに遭遇!

9月9日、いつものようにMomoちゃん散歩。
コースはテニスクラブへ行く途中の自然観察緑地。

で、立ち止まってはMomoちゃんの写真を撮る、いつものパターンで歩いていたが、緑のトンネルのようになっている場所で、Momoちゃんにカメラを向けて構えていたら、その背後で何やら動きがあり、小道を横断するものがあった ・・・

え、なんだ?


カシャ! (シャッター音)

ひょっとしてキツネ!

この時点でまだMomoちゃんも気付いていない。

シャッター音に気付いてキツネがこちらを見た。
Momoもキツネに気付いた。

 僕は落ち着いてはいたが、内心慌てて 「これはスクープだ、早く望遠にしてキツネを撮らなければ」 と思っていたが、片手にMomoのリードを持っているので、右手操作だけではズームに戸惑って、キツネを逃がしてしまった~ ・・・ 残念!

いやぁ~、ベルギーに来てキツネの話はよく聞いていたが、初めてまともに遭遇したよ。

わが家のあるLier市の旧市街のハズレは、緑と水辺が多く、夜に散歩をしている時に、これまで3度キツネの影らしきものを見たことがあった(暗くてよく見えないが)

地元の人によると、「この近くにキツネが5匹住んでいるんだよ」 との話である。

今回遭遇したキツネの生息地は、Lier市の市街地から離れた別の場所だ ・・・ という事は、結構キツネは生息しているんだろうと思われる。

僕がヨモギを摘んだり、ブラックベリーを摘んで持ち帰ってきたりすると、Katrienは「低い場所から採らないでね、キツネのオシッコがかかっていたら良くないからね」 といつも注意をしていた。

いやいや、貴重な体験をした。

にしても、ベルギーのキツネの色はグレーじゃないか!

Momoちゃんはベルギー人にいつも「あら可愛いわね、キツネみたい!」と言われているのだけどねぇ~ ・・・ 絵本の中の、キツネのイメージかもしれないね。

散歩を続ける ・・・ ホップ!

 ホップの毬花が鈴なり!

近郊の田園風景

猛暑(30℃)の中、テニス練習をした。

ガランと空いたコート

暑さもさることながら、近頃、わがテニスクラブに異変があり、経営者の方針転換により、クラブのテニススクール(アカデミー)を主宰していたコーチ陣が大挙してこのクラブを去ることになり、その生徒たちも多くが去った。

スクールやレッスンが激減して、寂しい風景だ ・・・ まぁ、クレーコートの夏シーズンもそろそろ終わるのだが・・・。

「このクラブはどうなるのだろう?」 と様子見の会員たちは、いろいろな噂話の情報交換で賑やかだ。

あ、テニスついでに、もうひとつの話題。

先週、夏シーズン最後の公式大会があり、Katrienが出場 「25歳以上の下から2番目のクラス」 だった。

第1シードだったので、準決勝から登場し、土曜日にその試合に勝った ・・・ 僕は、Katrienの今季最後の大会の、最後の試合となる決勝戦を応援に行った。

車で30分ほどの所にあるテニスクラブ。

対戦相手は僕らと同じクラブの所属で、いつも顔を合わせ挨拶をし、大会でもよく対戦するリンダさんだった。

若い頃はバレーボールのベルギー・ナショナルチームメンバーだったというスポーツウーマン、性格的に勝ち気で、テニスでも公認審判の資格を持つほど詳しい。

Katrienにとっては、ちょっとした因縁の相手である。

ベルギーでテニスを始めた頃、Katrienは初歩からのスタートだったので、彼女と対戦するようなクラスメントではなかった。

そんな時、彼女に話しかけたら冷たくあしらわれていた(ま、その時は他人だったので) ・・・ Katrienがだんだん実力をつけ、大会の中で彼女と対戦するようになったが、いつも簡単に負けていた。

2年、3年と時間の経過があり、ほぼ互角に戦えるようになると、心理的に圧迫するような戦術をとられるようになった ・・・ 際どいラインジャッジでは自分有利に強引に決めつける(公認審判でもあるという自負もあると思う)・・・ しかし、僕がコートサイドで見ていて、完全にラインの中でも「アウト!」 とコールして自分のポイントにしてしまう事も何度かあった ・・・ セルフジャッジの難しいところ。

セットを落とすと、トイレ休憩へ出て行って10分、15分も戻ってこない ・・・ なんて事もあった。

コートチェンジの間に僕がKatrienに話しかけると「コーチングはだめですよ」と忠告される。

「ま、あの人の性格だからしょうがないよね」

「際どくじゃなくて、明らかに勝負をつけないと、あの人には勝てないよ、だから、もっとウイニングショットの練習をするんだ」

と、いうのが僕の結論 ・・・ なので、練習をする!

「甘いボールはスピンをかけてショートクロスへ、彼女が走るのを諦めるくらいのボールを打つんだ」 「彼女はベースライン上を通過するボールは、なんでも返すテクニック(と経験)があるからクロス勝負だ」

おっと、前置きが長くなってしまった。

この日の決勝戦は、同門対決なので、他にも居合わせた同じクラブの人たちが観戦に集まってきた(そのため、彼女の強引な試合運びは封じられた)

第1セットは接戦ながら 6-4 でKatrienが先取 ・・・ 予定通り彼女は「トイレタイム」に出たが5分で戻ってきた(彼女にしては早い)

第2セットはKatrienが調子を上げ、3-0 くらいにリードを広げたところで、他の観客はコートを離れていった ・・・ それでも展開は変わらず、5-0 になり、5-1 となったが、そのまま押し切って 6-1 で取り、ストレートで勝利して優勝!

今季、彼女と3度決勝戦で戦って、2勝1敗。

今季前半は最悪のテニスで、格下にも負け続けていたKatrienが終盤にきて持ち直してきた。
そして最終戦で、因縁の相手に勝利しての優勝で締めくくったので

「おめでとう! 終わり良ければすべて良しだ!」

と、大いに祝福した~!!


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