27.12.16

ベルギー家庭で温かなクリスマス

クリスマスの過ごし方を決めてなかったわが家に、「良かったら家に来なさいよ」と、Katrienの姉が声をかけてくれたのは3週間ほど前だった。

去年は、この季節にベルギーの南部、ワロン地方で2泊3日の旅行をして、楽しかったので「小旅行でどこかへ泊まりに行こうか」くらいは考えていたが、まだ行き先を決めていなかったのだ。

クリスマスなどというロマンチックなイベントには無頓着な僕だが、その日が「結婚記念日」となっているので、何かしらイベントがないと寂しい我が家なのである(笑)

義姉の誘いなら、喜んで甘えさせていただきます!

なにしろ、家は静かな場所で広い庭もあり、周辺の散歩道も楽しい ・・・ それに、義姉夫婦は二人ともとても料理が上手で、ワインも美味しいのがあるし、義兄はビールもたくさんストックしている(笑)

という事で、クリスマスイヴの午後から車で30分で行ける「ブラームスブラバント州」のアールスコート市近郊の町ベゲイネンデイク(Begijnendijk)までのミニトリップ。


 義姉の家に着いたら、さっそく、お散歩!


車の通らない遊歩道なので、Momoちゃんはフリーで大喜び~


ちょっと歩くといっても、1時間近くは歩く!


林の中にあったキリスト教の拝所。
この造りからお分かりの方もいると思うが、「ルルドの洞窟」を模した拝所である。




 聖母マリア


聖母を見上げる少女ベルナデッタ


 周りには何もない林の中に、ミニ公園のようにポツンと、このような拝所があるのは、やはりキリスト教の国だよね。


並んで歩く姉妹 ・・・ いつでも、積もる話があるようです。


家に帰ると、義兄が暖炉に火を入れてくれていた。


暖炉の薪が、パチン、パチン と音を立てるので、Momoちゃんは怖がって、毛布にくるまってKatrienに抱かれて、ちょっと安心した。

そして、外から帰ってきた人たちには、コーヒーカップに入れた「カニのスープ」が差し出されて、体の内からも温めてくれた。


 さて、いよいよ食事が始まる ・・・ テーブルセッティングにグラスが3個(白ワイン、赤ワイン、水)それぞれ役目が違う。


最初は白身魚のスープ。


洋ナシの赤ワイン煮


メインディッシュの添え物は ・・・


焼きチコリ


焼き根セロリ ・・・ これって日本ではあまり見る事の出来ない野菜だよね、セロリだけど茎の方がカブのように太く大きくなる野菜。


 赤い肉は鹿肉 ・・・ 中心部は殆ど生!

ポテトのチーズ焼き、マッシュルームのバター焼きも加えて、美味しくいただきました~!

義姉曰く「昔の料理だからね、見た目は良くないよ」 でも、と~っても美味しい! さすが、ベルギーのおふくろの味!

見た目が第一のレストランでは、なかなかこういう、地味に「ホントにおいしい料理」は食べられないね。

クリスマスツリーの飾り


メインを食べた後のチーズアラカルト。


5種のチーズを取分けて、パン切れと共にチビチビ食べる。


そしてやっとデザート ・・・ コーヒーと共に。
日本からのお土産、柚餅と小豆餅も一緒に ・・・


デザートの時に義兄とビール談議になり、「僕はクリークビールは甘いので好きじゃないんです」と言ったら、冷蔵庫からビールを取り出してきて「このクリークは甘くないから、あなたでも飲めるはずだよ」 と、試飲させてくれた。

うん、確かに普通のクリークビールやフルーツビールより、甘みが少く、クリークの味が濃い ・・・ ひょっとして本物のクリークビールはこんな味なのかな?

最近のフルーツビールは女性受けを狙って、味を薄く、甘みを強くしているのかなぁ ・・・ そう思えるビールだった。

でも、僕はやっぱり普通のビールか、度数の高いブロンドか、ブラウン系統の色の付いたビールがいいな。

という事で、コーヒーの後、またビールを飲み始めるのだった(笑)


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